産業革命 | 時期 | 概要 |
第 1 次 |
18 世紀後半から 19 世紀 |
綿織物の生産過程におけるさまざまな技術革新、製鉄業の成長、
そしてなによりも蒸気機関の開発による動力源。
蒸気機関の交通機関への応用によって蒸気船や鉄道が発明されたことにより交通革命。
イギリスのビクトリア王朝。カール・マルクスはドイツを捨てイギリスへ。
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第 2 次 |
19 世紀の後半 |
石油が石炭と並ぶ新しいエネルギー源として急速に普及し、
第2次産業革命を推進する原動力となった。
19 世紀末にはドイツ人のディーゼルが
石油を燃料とした内燃機関であるディーゼル機関を発明し、
さらにダイムラーがガソリンを燃料としたガソリン機関を作成し、
機関車や自動車の動力とされるようになった。 |
第 3 次 |
1980 年代から... |
アナログ回路や機械デバイスから今日用いている
デジタル技術
への技術的進歩を指す。
この時代は現在も継続中である。パーソナルコンピュータ (PC)、
インターネット、情報通信技術 (ICT: Information Communication Technology)
などがある。
これらの技術革新は人間の知的作業の効率化を実現した。
この時点での情報技術は知的作業の大幅な高速化に寄与したが、
あくまで従来のアナログ的な道具の置き換えでしかなかった。
コンピュータは極めて他律的で融通が効かず、
情報システムの動作を規定するソフトウェアの殆どは、
人間がルールベースでコーディングをおこなっていた。
しかし、1 つの到達点として、
インターネットに常時接続されたスマートフォンやノートパソコンなどの情報機器が
携帯可能になったため、
場所を選ばない協働 (remote work) や、
人間の擬似的な能力強化が可能になった。
しかし、情報技術への依存度が強くなり、
インターネット依存症や歩きスマホなども問題になった。
この革命は以前の革命と比較して極めて
急速に 進行した。
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第 4 次 |
2010 年代以降 |
ロボット工学、人工知能 (AI) 、ブロックチェーン、ナノテクノロジー、バイオテクノロジー、
量子コンピュータ、生物工学、モノのインターネット (IoT) 、3D プリンター、自動運転車、
仮想現実 (Virtual Reality)、拡張現実、
複合現実などの多岐に渡る分野においての新興の技術革新。
技術的特異点 (Singularity) という仮説では
2045 年には「ポスト・ヒューマンの誕生」が可能としている。
技術的特異点以後は人間の定義が覆るため、
もはや生身の人間では想像がおよばない時代となる。
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第 5 次 |
??? |
宇宙開発 (Space Development) や 地球規模の Eco コントロール、
災害 (地震、太陽嵐、隕石など) の予知に第 4 次産業革命の成果が使われる。
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第 6 次 |
??? |
国境なき世界 (Borderless World) の実現。資本主義の廃絶。
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