No.7 And He shall purify the sons of Levi,...

第4曲同様、これも歌詞(フレーズ)の性格付けを明確に。

① 出だしの「And He shall purify」(ベース例、5-6小節)はネチコック。 次のメリスマを伴う「and He shall purify—-」は軽く転がす様に。(ベース例、7-小節から) →メリスマはテンポを守る。音程が正確でも、遅れて足を引っ張るのは最悪。 (ベース例、7-9小節、28-29小節、49-50小節)

② 3拍目にアクセントを置いて大事な言葉を強調するフレーズ。 (ベース21-25小節の)「that they may offer unto the Lord an offering in righteousness, in righteousness,」→ここでは offer の of、Lord、right-、right- の4箇所、いずれも小節の3拍目にアクセントが有る。

③ 後半になると同じセリフでも、少し変わってくる。

  • (アルト、テナー、ベース、32-35小節) 重々しく歌う。
  • (ベース、36小節) マルカートで。(音の一つ一つを明確にの意)
  • (アルト、39-41小節) モルト・レガートで。(非常に、音を繋げての意)

④ 自分の都合で勝手に歌い易くしない。

  • (アルト46-47小節、テナー47小節、ベース49小節) 「shall pu-ri-(切れる)fy—」

⑤ ベース特に要注意箇所

  • 27小節、「pu-ri-✖️fy, shall purify」の shall の入りを遅れないため、前の fy は無理に歌わなくて良い。
  • 29小節、最後の4個の8分音符の歌詞付け。「(f)-, -, y, the」=「ア、ア、イ、ザ」と割振る。
  • 43小節及び51小節のsonsのns(ンズ)を発音のこと。 ⑥ (全パートへの注意箇所) ・ 51小節のLe-viのviで音楽を納めないこと。 ・ 56小節の-nessの2分音符は内切り。→3拍目まで入り込まない。またネスのス-の息漏れが続かない様に。 ① 重要な言葉(単語)を強調して歌う。ベッタリとならないで凸凹を付けるフレーズ。
    「and the glory, the glory of the Lord」、マルカートとも言われた。 → この際、「the glory the, glory of」とコンマの切り方を癖で間違えないこと。 正しくは 「the glory, the glory of」

    ② モルト・レガート(うんと滑らかに)のフレーズ。「shall be revealed」

    ③ 強拍を一拍目において、直前の3拍目の弱拍との関係を守るところ。 「And all flesh shall see it together, 」、 強さの関係は And ↗︎ all ↗︎fresh / shall ↗︎ see/ to ↗︎ge ←(ベース例:49-52小節)

    ④ 朗々と神の宣言を歌うところ。「for the mouth of the Lord hath spoken it」
    ➡︎ 4種類それぞれの歌詞の性格付けを明確にして歌うこと。

    その他注意点。
    ⑤ (ベース、21-22小節) 八分音符を丁寧に。