「最上川舟唄」の歌詞の解釈

山形弁は難解ですから、標準語に直しました。


俺は酒田に出稼ぎするけど、お前は俺が帰るまで元気でいろや

流行 (はやり) の風邪など、ひかねえように

別れようというときに、山からの追い風だ

俺を恨むな、(別れを短くした) 追い風を恨め

酒田の今町、啼いて通るカラス ← (自分の今後の境遇を言っている)

銭も持たずに、買おう買おうと ← (カラスの啼き声とかけている)

五間二尺の茣蓙帆を上げて

下流に行き着くは酒田の大港

あの娘 (こ) のためだ

いくら稼いでも、足んと足んと
(足りるということがない、頑張るぞ)


酒田の今町というのは、地図を見ても もはや存在しません。 酒田今町郵便局 というのはありました。今町はどういうところだったのでしょうね?

なお 酒田今町郵便局は 2019年に酒田寿町郵便局に移転・改称になったとのことです。


蛇足: 「はげ/さげ」論争。
男声合唱団「マーキュリー・グリークラブ」が団内で面白い考察をおこなっていました。


文責: バリトン-TI (2013/09/18 作成)

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