パウラ(Paula)

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組曲は、いそべかず (作詞)、 磯部淑 のコンビによって作られたもので、1989 年に発表されました。 旅をする青年が偶然パウラという女性に会って一夜踊り明かして別れ、 放浪ののち再会を果たすまでの物語。

Paula は Paul の女性形で、わりとありふれた名前。 由来はラテン語の Petite (意味は小さい、小柄など) みたいですが、 組曲「パウラ」に出てくる女性が小柄かどうかは不明。

下の写真は Schrammelmusik 演奏グループの例。 こういう編成で Waltz などを演奏していたのでしょうか。


時代設定は明示されていないものの、詩のなかにプッチーニ「トスカ」の「星は光りぬ」 (E lucevan le stelle)が名曲として登場することから、20 世紀であることは確実です。 鉄道も広く利用可能であったことがうかがわれますが、 貧しい青年たちはヒッチハイクだったかも知れません。

組曲の編成はリズムに意匠をこらしています。 この意を体することが、うまい合唱の秘訣でしょう。

基本リズム
思い出のリュウデスハイム Slow Waltz
ひとりぼっちのベルリン Rumba
乾杯、ミュンヘン Jitterbug (ジルバ)
ザルツブルクの幻想 Tango
花ひらくウィーン Waltz

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