[ 0111: 英文字の出現頻度 ]


「黄金虫」(おうごんちゅう/こがねむし、原題:"The Gold-Bug") は 1843 年に発表されたエドガー・アラン・ポーの短編小説。

語り手とその聡明な友人ルグラン、従者のジュピターの 3 人が 宝の地図を元にキャプテン・キッドの財宝を探し当てるまでを描く冒険小説です。 厳密には推理小説の定義からは外れるものの暗号を用いた推理小説の草分けとも見なされています。

53‡‡†305))6*;4826)4‡.)4‡);806*;48†8
¶60))85;1‡(;:‡*8†83(88)5*†;46(;88*96
*?;8)*‡(;485);5*†2:*‡(;4956*2(5*—4)8
¶8*;4069285);)6†8)4‡‡;1(‡9;48081;8:8‡
1;48†85;4)485†528806*81(‡9;48;(88;4
(‡?34;48)4‡;161;:188;‡

この暗号が解読できますか?
難問解くぞー。

暗号に詳しかったルグランはこれを初歩的な暗号だと見抜き、 まず暗号内で使われている記号の登場頻度を調ました。

一番多いのは「8」の 32 回。英語の文章で最もよく使われるアルファベットは e ですから 「8」が「e」を表している可能性が高い。

さらに英語の文章で最もよく使われる単語は「the」ですから 暗号内で最も多く登場する文字列「;48」がおそらく「the」を表している。

このようにしてどんどん記号に対応するアルファベットを見つけてゆき、 最終的に以下のように解読しました。

A good glass in the bishop's hostel in the devil's seat forty-one degrees and thirteen minutes northeast and by north main branch seventh limb east side shoot from the left eye of the death's-head a bee line from the tree through the shot fifty feet out.

すなわち:

主教の宿にある悪魔の玉座には上等のガラスがある
四十一度十三分―北東で北よりの方角
東側の主な枝、七番目の大枝―髑髏の左目から撃て
木から狙撃地点を経て五十フィート向こうまで直進せよ。

( 以上 Wikipedia より )

なるほど。しかしホントにそうか?
ためしに、Wikipedia 英語版でアインシュタインの一般相対性理論に関して説明しているページの全文に対して アルファベット各文字の出現頻度を調べて一覧表にしてみました。

皆さんの実感と合っていますか?

General relativity

これはけっこう長い文章ですので、一般的に当てはまる傾向と考えてさしつかえないでしょう。


( 難しい課題だと燃える南門疾矢君 )

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