[ 0151: ハマトラ ]


[ ハマトラの歴史 ] -- 湯会老人の解説。

背景として 1970 年代中頃から流行していた神戸発のニュートラ (New Traditional) というファッションがありました。

1980 年前後、これを追う形で全国の女子大生や女子高生の間で大流行した 「ハマトラ・ファッション」の発信地が横浜であることは名前のとおり (ヨコハマ・トラディショナル)。しかし、ハマトラ・ファッションが全国区になっていくにつれ 少しずつその姿を変え、本来のハマトラがだんだん曖昧に。 札幌みそラーメンみたいなことが起きたわけです。
( ハマトラに味噌をつけるみたいで例えが悪かったかな )

そこで立ち上がったのが われらが阪神タイガースファン。

ハマトラの発祥は横浜元町。 有名なフェリス女学院の生徒たちが元町のファッションとして流行させたのがきっかけでした。 フクゾーの上下(七分袖、ベスト、巻きスカート)、キタムラのバッグ、 ミハマの靴はハマトラの三種の神器と言われたほど定番中の定番ブランドでした。
( 私は詳しくありませんが )

それらを基本アイテムに、 ハマトラ女子はタイガースが横浜スタジアムに遠征で来るときはレフトスタンドに陣取り、 メガホンを叩き声をかぎりに六甲おろしを歌うようになりました。 浜中治くんがバッターボックスに立てば:

 不死鳥が舞い降りたら この勝負征す時
 濱中 濱中 俺たちを導け
 【コール:かっ飛ばせー 濱中】

あっ、ちょっと古いか。

ともあれハマトラ女子はレフトスタンドで「左阪神」を見せつけるように踊り、 右ベイスターズを圧倒するのでありました。

ヨコハマ・トラディショナルがついに「浜虎」 (横浜の阪神タイガーズファン) と歓喜の融合を果たしたわけです。そろそろ阪神、優勝してくれ。 半身でダメなら全身で。

勝っても負けても帰路は麺場「浜虎」で好きなだけ飲む。

( 以上、ハマトラ秘話でした )


[ 大宙麗亜ちゃんのコメント ]

わー、面白そう。

私もハマトラ・ファッションの上に虎のハッピを着て ハマスタのレフトスタンドで踊りたい。

[ 0153: ハマナシ ]

[ 0152: 空耳 Venus ]

[ 0151: ハマトラ ]

[ 0150: 戒名 ]

[ 0149: 横浜 Imperial Flügels ]

[ 0148: アナグラム ]

[ 0147: 空耳 ]

[ 0146: 東雲 ]

[ 0145: Speak & Spell ]

[ 0144: The Catch ]

[ 0143: 新撰組血風録 ]

[ 0142: 3人のパウロ ]

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