[ 0028: 仮名手本忠臣蔵 ]
[ 湯会老人の出題 ]
数学とは関係ありませんが
「仮名手本忠臣蔵」 (かなでほんちゅうしんぐら) の趣向を解説してください。
[ 浅見多絵さんの回答 ]
「仮名手本忠臣蔵」 (かなでほんちゅうしんぐら) とは、
「いろは」歌の中に幕府批判をこめ、
「いろは」仮名 47 文字を 47 浪士になぞらえた歌舞伎です。
色はにほへ「と」
散りぬるを、わ「か」
世たれそ常「な」
らむ。うゐ(憂い)のお「く」
山けふ越え「て」
浅き夢見「し」
ゑひもせ「す」
「いろは」歌を上記のように行分けして行末の文字をつなぐと:
「とかなくてしす」
すなわち、「咎(とが)無くて死す」。
罪もないのに切腹に追いやられたという隠された意味。
それにしても、よく思いついたものですね。
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