[ 0044: Langleyの問題 ]
[ 湯会老人の出題 ]
この幾何学問題はイギリス人数学者 Edward Mann Langley (1851 - 1933) が
1922 年に出題したもの。
??の部分の角度を求めてください。
[ 南門疾矢君の回答 ]
うわー、見当がつかない。一晩考えました。
けっきょく、外側の三角形が二等辺三角形であることが暗示しているように、
等辺⇔等角 の性質を利用すればいいかもしれない。
辺 EC 上に正三角形 BFG を作りますと、
赤で示す辺の長さがすべて同じになります。
したがって:
?? = (180-40°)/ 2 - 40° = 30°
ですね。
[ 浅見多絵さんのコメント ]
こんなの「朝メシ前」だったんじゃないの? (笑)
もうちょっとわかりやすく説明してください。
[ 南門疾矢君のコメント ]
はい、多絵さん。
核心になる三角形 GEF が二等辺三角形になることを示します。
問題で既に与えられている角度から、∠GBE = 40°
また ∠GEB = (180°- 60° - 80°) = 40°
これによって GBE が二等辺三角形であることが示されましたから
GBF が正三角形であること使って
GE = GF
GEF は二等辺三角形であることがわかります。
したがって、求める角度は 30° になります。
これでいいですか?
[ 千手春弥さんのコメント ]
疾矢君、よく解けましたね。
これは昔から「簡単な難問」 (hardest easy problem) と呼ばれている幾何学問題です。
正三角形を作る 2 本の補助線を追加して角度計算を助けるというのが知恵ですね。
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