Math Battle [ 0109: 生物の増殖モデルグラフ ]

[ 0109: 生物の増殖モデルグラフ ]


[ 千手春弥さんの出題 ]

f(n+1) = 3.25*f(n)*(1-f(n)) のグラフを描いてみてください。
f(1) は 0.1 で結構です。
f(n+1) = 2.5*f(n)*(1-f(n)) ではどうですか?


[ 大宙乗児君の回答 ]

僕も再帰的プログラムで CSV ファイルを出力して Libre Office Calc でグラフを描かせてみました。

まず 3.25 の場合は:

次に 2.5 の場合は:

3.25 では振動が始まり 2.5 では安定状態に向かいます。
この数式は何をあらわすのでしょうか?


[ 千手春弥さんのコメント ]

これは生物の増殖モデルを表す式の一つです。 フィボナッチ数列のように 1.618 倍には増えていません。 食料不足や寿命などで死ぬからです。

2.5 では環境に適応して個体数が安定しますが、 3.25 では個体数に対して食料が足りなくなって個体数が減り、 また足りるようになるという振動をおこします。

面白いですね。


[ 広世正憲君のコメント ]

僕は r = 1.0 (一人っ子政策みたい) の場合を描いてみました。 個体数は減少を続けますね。

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[ 0120: x^2=2^x になるxは? ]

[ 0119: 奇怪な数列: 5項目は? ]

[ 0118: 1/n^(1/n) という級数和の収束性 ]

[ 0117: 黄金比の比を2辺に使った三角形 ]

[ 0116: 奇数の2乗の逆数の和の収束 ]

[ 0115: 4色問題とその発展 ]

[ 0114: 正三角形をもとにした計算 ]

[ 0113: 決定論的ルールからランダムへ ]

[ 0112: 三角数数列と収束 ]

[ 0111: 1/2から始まる無限級数の和 ]

[ 0110: 桶狭間の円部隊の半径数列 ]

[ 0109: 生物の増殖モデルグラフ ]

[ 0108: フィボナッチ数列の収束グラフ ]

[ 0107: 簡単な無限級数の和 ]

[ 0106: 円に内接する円への接線 ]

[ 0105: フィボナッチ数列と黄金比 ]

[ 0104: フィボナッチ数列美人 ]

[ 0103: Java Applet での描画例 ]

[ 0102: Java Applet での迷路 ]

[ 0101: 線長の比から意外な値が ]

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