[ 0115: 4色問題とその発展 ]
[ 三方万理先生の出題 ]
2 次元平面上のどんな地図でも 4 色で塗り分けられます。
証明には長い年月がかかりました。
冗談が好きな Martin Gardner は
「これは 4 色で塗り分けられないだろう」と言って、
左下のような複雑な地図を作りましたが、さっそく反証が作られ
「やはり 4 色あればいい」ということになりました。
それでは、一つ穴があいたドーナツ (トーラス) があったとして、
この表面上を塗り分けるとき
何色あれば必要十分でしょうか?
[ 千手春弥さんの回答 ]
いろいろ考えましたが、次のようなトーラスの塗り分けかたがあります。
左の図のように 7 色で塗り分け、
まずパイプ状にしてから両端をくっつけます。
これで右の完成状態では同じ色同士がくっつきます。
Wolfram の図解では:
一般に n 個の穴があいたトーラスでは
n+6 個の色が必要です。
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