[ 0332: LaTex の使いかた ]
[ 丘品花志先生 (funny teacher) の報告 ]
今後 級数の和、微分、積分、極限、行列などの問題を出題するうえで
読みやすい記法が必要になります。
そこで数式を含んだドキュメント (PDF) 作成に広く使われている
LaTex (ラテフ、人によってはレイテフ)
のインストール方法と使いかたを調べてみました。
Ubuntu 18.04 にインストールする際はコマンドラインで 1行ずつ実行してください。
管理者のパスワードを入力する必要があります。
$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade
$ sudo apt install texlive-lang-cjk xdvik-ja evince
$ sudo apt install texlive-fonts-recommended texlive-fonts-extra
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古い apt-get が内部で使われている場合は高速版の apt-fast で置き換えてください。
さまざまな言語のさまざまなフォントがダウンロードされますので、
この部分は時間がかかります。
まず、LaTex 言語でもとになるテキストファイルを記述する必要があります。
コマンドと使用例
を参考にしてください。
さっそくやってみましょう。次のような記述を含む 1.tex を作ります。
\documentclass[dvipdfmx]{jsarticle}
\begin{document}
\[ I=\int_{0}^{ \frac {1}{2}} \frac{x}{\sqrt{1-x^2}} dx \]
\end{document}
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PDF ファイルを作ります。
$ platex 1.tex
1.dvi というファイルが出力されます。
dvi = device-independent file format
$ dvipdfmx 1.dvi
1.pdf という PDF ファイルが出力されます。
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この PDF ファイルを画像 viewer で開き、必要部分の screenshot をとります。
こんな感じで記事に挿入すればいいと思います。
[ 湯会老人のコメント ]
丘品花志先生、ありがとうございます。
これでどんな数式も美しく描けますね。
ただ LaTex コマンドに慣れておく必要がありますが。
[ 三方万理先生 (algorithm teacher) のコメント ]
これは助かりますね !!!
試験問題全体が文章も含めて LaTex で記述できそうですね。
さっそく次の定期試験から使います。
とりあえず 2 次方程式の解の公式を LaTex で作ってみました。
\documentclass[dvipdfmx]{jsarticle}
\begin{document}
\begin{equation}
x=\frac{-b\pm \sqrt{b^{2} - 4*a*c}}{2*a}
\end{equation}
\end{document}
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もうちょっと見栄えがいいフォントを探してみます。
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