0010: 第5惑星

[ 0010: 第5惑星 ]


[ 0010: 第5惑星 ]

千手春弥さんの解説。

原題は「Enemy Mine」、邦題は「第5惑星」。

日本ではほとんど注目されませんでしたが、すぐれた SF 映画です。

ポスターも良く出来ていましたね。書かれている文をじっくり読んでください。

  • Enemies because they were taught to be.

  • Allies because they had to be.

  • Brothers because they dared to be.

地球人と異星人が勢力圏拡大戦争を繰り広げますが、 たまたま同じ惑星に不時着した一人の地球人と一人の異星人が 過酷な状況の中で協力することを学び、 やがて真の友情が生まれ... という設定。

Mine は鉱山の意味で地下資源の象徴。 地下資源の争奪戦争です。 自分のもの (mine) と引っ掛けているのかはわかりません。

Enemy Mine is a sci-fi riff on The Defiant Ones in which two enemies in an intergalactic war crash on a barren planet. They end up having to depend on each other to survive and form an unexpected friendship. The story expands and twists from there into one of the most emotional and inspiring sci-fi character dramas ever made.

Enemy Mine is a wonderful film with gorgeous direction, superb acting, and a compelling story that uses its sci-fi setting to its fullest. Don’t let this one be forgotten.

レンタル店で探してみてください。


[ 湯会老人のコメント ]

さすが千手春弥さんですね。目のつけどころが違います。

私はダラスに出張した際、何気なく見たポスターに惹かれて そのまま映画館にはいりました。 出張期間中は仕事が終わったあと、 夕食 (フライドチキンとか) やビール 6 缶 (6 pack) を仕入れ 映画館に行きます。遅い上映時間のものもあるため、 毎日 2 本 ぐらいは観ていました。

Texas Instruments の Hillcrest サイト (AI 開発拠点) で MIT (マサチューセッツ工科大学) から夏季実習生 (summer student) として来られていた John Maeda さんにお会いしたのは 1987 年。 Maeda さんはその年に公開された Robocop の真似をしてみんなを笑わせていました。

Maeda さんはシアトルの豆腐屋さんの生まれ。日系二世です。 朝早く起きて冷たい水を使いながら豆腐を作る苦労とくらべれば MIT での勉強なんて楽ちんというのが口癖でしたね。

すごい人です。後年、MIT Media Lab の所長になられました。 日系人初の快挙です。

1987 年の 10 年後に 疾矢君と三奈さんが生まれたのは偶然かな? 第 4 次産業革命 のまっただ中で AI 開発を推進することを期待しています。 1987 年の AI 黎明期よりも今はもっと進んだ環境と要素技術がありますから。

第 5 次産業革命 は地球規模のエコシステムと宇宙開発にもフォーカスをあてるとすれば、 第 6 次産業革命 では国境は事実上無くなりますね。 (Borderless World)


[ 西尾三奈さんのコメント ]

そんなエピソードがあったんですか !!!

皆んな天才ばかり。私も修行させてください。
どこにでも取材にまわります。英語はペラペラですから。

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[ 0010: 第5惑星 ]

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